6月のベランダは寒かった。
あれよあれよと言う間に6月になってしまった。
就職活動という名の会社巡りを初めてもう3ヶ月らしい。早すぎる。
私の時計はまだ3月のままである。
最近暑かったり、雨降ったり、寒かったり、天気が情緒不安定で、私まで情緒不安定になりました。(いつもか。)
いまベランダでボーッとしてるのだが、6月はじめのベランダは寒い。
曇ってるし。星も見えない。
私の家のベランダはとても狭い。
木曜日に出し忘れた一般ゴミと、威厳灰皿に使っていた韓国の焼酎の瓶が転がっている。
寒い。
今聞いてるのは、ユーテロに帰るっていうバンドのグッバイウォーリーっていう曲。
このバンドは確か、ユーテロに帰るから、グミって言うバンドになって、そして解散した。
久々に聞きたくなったけれど、活動もしてないし、YouTubeの動画も消されていて、彼らがこの世界から消えてしまうのではないかと、とてもとても悲しくなった。
彼らの曲は心の内をそのまま歌にしたようで、ストレートで、明るいのに切なくて、青春ってこんなだったなぁーと考えてしまう。
彼らの曲で大好きな歌があって、「フェイバリットバンド」っていう曲なんだけど、歌詞が本当に素敵だった。
「君の好きなそのバンド、
俺、全然いいと思わんから。
その訳はきっと君がそこにいないから。
とてもじゃないけど
メジャーデビューできないけど、
心を込めて歌ったら届くかな?
君の好きなあのバンドみたいに。」
結局メジャーデビューせずに解散しちゃったのかな?
でも、心を込めて歌ってくれたから、届いたんだよな。彼らの声が。
今もいたらきっとライブに行ったのになぁ。
彼らの曲をもう聞けないのだろうかと思うと、胸が締め付けられるようだよ。
この曲は、ここから聴けるから、ぜひ。
https://eggs.mu/song/c943d134b295b5c1117a44d990cfbe2141847c2cc03d765819c53389021235cf/
バンドとかって、ある日突然いなくなることもあるよね。だから、会えるうちに会っておかないとなぁと、最近考えて、ライブ、結構行く。
バンドに限らず、会いたい人には会ったほうがいいと思うよね。ありきたりな言葉だけど。
わたしは就職したら、関東にいられないかもしれなくて、どこか別の土地に行くことになるかもしれないんだ。
そう思ったら、今しか会えない人もきっとたくさんいるんだろうなと。
家族とも友人とも恋人とも、頻繁にあえなくなるかもしれない。
そして新しい土地でまた、新しい人脈を作っていくことになる。
不安はないけど。
解散していった彼らみたいに、忘れられてるかもしれない。
新しい人々に夢中になるかもしれない。
私も。
そう考えると、今大切にしている何人かの人達との時間を大事にしなきゃなと思う。
忘れないように、忘れられないように。
まぁ、先のことだからそんなに今から考えることもないと思うけど。
6月1日になってなんか、ふと考えた。
1年後には私はどこにいて、誰といて、何してるんだろうって。
私が近くにいなくて、寂しいと思ってくれる人が一人でもいてくれたらいいなぁ。
忘れられるのは怖いことだから。
さて、もうひと踏ん張りしなければいけないので、6月もめげずに頑張ろうと思う。